GREAT NUMBER OF WEAPONS

大団円@2.19
見える、見えるぞ!僕の目指す世界が!
一撃必殺の魔王が君臨するのはこの場所においてほかにない!
ん?なんだぁ!これは人間!しまったぁ!とんだ邪魔がh
                  (マボロシノマジン より)

5.同心円状
ものすごい同心円が圧迫感を生じ始める。しかし、そこに位相のずれがあるか、
どうか。位相が同じならば位相をずらせばよい。
コンデンサーに充電された電波。
一般には螺旋のほうが脅威を生じやすいという。
渦電流。コイルが奥深くまで場を生じるのである。
規則正しく発信される同心円状のパルス波は速度の緩急によって
新たなる境地をうみ、あるいは破壊か?


充電された同心円と、普通の同心円、だった。
充電された同心円と、ものすごい同心円、だった。
ものすごく充電された同心円と、充電された同心円、だった。
普通の同心円と、普通の同心円、だった。
だが、古きものに破綻をきたす。
新しき螺旋階段である。
右巻きらせんと、左巻きらせん、だった。
右巻きらせんと、右巻きらせん、だった。
だが、過ちは繰り返される。
普通の同心円と、左巻きらせん、だった。
ものすごく充電された同心円と、ものすごく充電された同心円、だった。


そこから構成成分の比較になってゆく。量子論の遅れと
時間と空間の歪みとの両立。
枠を出るには試練が必要だし、瞬時に全体が壊滅しかねない。
だが、自然に存在する電波はそれとは違う。
野生動物のカンも案外馬鹿にならないものである。
壁と一体化した野生が理性を与えられ一つの試練を生むのである。